
リンクナースとして特定分野の知識を深め、所属部署の看護の質を向上させる活動は大きなやりがいと責任を伴うものです。日々の業務に加えて学習や調整役を担う中で、看護師としての成長を実感する場面も多いでしょう。
そして、その貴重な経験を積んだ後、自分の今後の働き方について考える人もいるかもしれません。リンクナースの経験は、その先の看護師人生を豊かにするさまざまな道へとつながっています。
一つの道は、特定分野の専門性をさらに高めていくことです。たとえば、感染対策リンクナースとして活動するうちに、より深く感染管理を学びたいという気持ちが芽生えることがあります。その場合、認定看護師や専門看護師といった資格取得を目指すことが考えられるでしょう。リンクナースの活動を通して培った学習習慣や、院内のさまざまな部署と連携した経験は、より高度な資格を目指すうえで大きな力となります。特定分野で高い専門性を持つことは、看護師としての自信と活躍の場を大きく広げるのです。
もう一つは、組織全体を動かす管理的な役割を目指すことが挙げられます。リンクナースは自部署のスタッフに知識を伝え、実践を促し、時には他職種との間に入る調整役です。これは、部署全体をまとめ、より良い医療を提供するためにチームを導く看護師長などの管理職に求められる能力と重なります。部署が抱える課題を見つけて改善策を考え、周囲を巻き込みながら実行していく経験はマネジメントの視点を養う絶好の機会でしょう。
このように、リンクナースの経験は専門家としての道にも、組織をまとめるリーダーとしての道にも活かすことができます。今担っている役割が将来どのような可能性につながっているのかを意識することで、活動へのモチベーションもより一層高まるのではないでしょうか。